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WiMAX2+ルーターには、au系の格安SIMを挿入して使うことができるのを知っていますか?



WiMAX2+は、au(KDDI)のグループ企業であるUQコミュニケーションズが提供している高速モバイルインターネット回線なので、au系の格安SIMを使うことができるのです。



Broad WiMAXやGMOとくとくBBなど、WiMAX2+端末本体と回線がセットになったサービスを提供している企業は20社以上あります。



WiMAX2+端末だけが手元にある場合、回線だけを契約して使ってみたいですよね。



ここでは、WiMAX2+とau系の格安SIMを組み合わせて使うメリットや、WiMAX2+端末でau系格安SIMを使う時の注意点などをご紹介します。







WiMAX2+とmineoなどau系の格安SIMで通信料が安くなる!?




通信料が安くなる?


WiMAX2+端末本体と回線がセットになったサービスは、20社以上から提供されています。



たとえば業界最安級と言われるBroad WiMAXでは、月間データ容量の上限がないギガ放題プランが月額3,411円、月間データ容量の上限が7GBに制限されているライトプランが月額2,726円に設定されています。



しかし、解約して使わなくなったWiMAX2+端末が手元にある場合、au系の格安SIMをWiMAX2+端末に挿入して使うことで、更に通信料を安く抑えることができるのです。



WiMAX2+で使えるau系格安SIMは4社!




2018年5月現在、WiMAX2+ルーターで使えるau系の格安SIMは、UQ mobile、mineo、IIJmio、BIGLOBEモバイルの4社から提供されています。



UQ mobile




UQ mobileは、UQコミュニケーションズが提供する格安スマホサービスです。



UQコミュニケーションズでは、WiMAX2+端末と回線がセットになったWiMAX2+サービス「UQ WiMAX」を提供していますが、実はUQ mobileにもデータ通信専用のプランがあります



UQ mobileから提供されている格安SIMは、月間データ容量の上限が3GBのデータ高速プランが月額980円月間データ容量が無制限のデータ無制限プランが月額1,980円に設定されています。



UQ WiMAXで提供されている最安値のプランは、月間データ容量の上限が7GBで月額2,726円です。



UQ mobileで音声通話なしのプランを選んでSIMだけを契約すれば、UQ WiMAXで端末と回線をセットで契約するより安くなるのです。



mineo




mineoは、ケイ・オプティコムが提供する格安スマホサービスです。



mineoはau系とドコモ系の両方に対応しており、WiMAX2+端末に挿して使うことができるのはauプラン(Aプラン)のSIMです。



データ通信のみのシングルタイプの場合、月額料金は以下の通りです。



  • 500MB:700円
  • 1GB:800円
  • 3GB:900円
  • 6GB:1,580円
  • 10GB:2,520円
  • 20GB:3,980円
  • 30GB:5,900円



mineoでは基本データ容量が細かく設定されているため、自分の使い方に合わせて柔軟に料金プランを選択することができます。



IIJmio




IIJmioは、インターネットイニシアティブが提供する格安インターネット接続サービスです。



IIJmioもmineoと同様にau系とドコモ系の両方に対応していますが、WiMAX2+端末に挿して使うことができるのは、SMS機能付きSIM(タイプA)か音声通話付きSIM(タイプA)のいずれかです。



WiMAX2+端末では音声通話は使えませんので、実質SMS機能付きSIM(タイプA)のみとなります。



またデータ通信専用SIM(タイプD)はドコモ系のため、WiMAX2+端末では使うことができません。



料金プランは、月額データ容量の上限ごとに、3GBのミニマムスタートプランが月額900円6GBのライトスタートプランが月額1,520円12GBのファミリーシェアプランが月額2,560円に設定されています。



IIJmioでは複数枚のSIMを利用することもでき、ミニマムスタートプランまたはライトスタートプランの場合は最大2枚までファミリーシェアプランの場合は最大10枚までSIMカードを追加することができます。



WiMAX2+端末以外にも、余っているau系スマホなどに挿してデータ通信専用端末として使うこともできるのです。



BIGLOBEモバイル




BIGLOBEモバイルは、BIGLOBEが提供する格安スマホ・格安SIMサービスです。



mineoやIIJmioと同様にau系とドコモ系の両方に対応していますが、WiMAX端末に挿して使えるのは、SMS機能付きデータSIM(Aプラン)または音声通話SIM(Aプラン)のいずれかとなります。



IIJmioと同様、データ通信専用SIM(Dタイプ)はドコモ系のため、WiMAX2+端末での利用はできません。



SMS機能付きデータSIM(Aプラン)の月額料金は以下の通りです。



  • 3ギガプラン:1,020円
  • 6ギガプラン:1,570円
  • 12ギガプラン:2,820円
  • 20ギガプラン:4,620円
  • 30ギガプラン:6,870円




先に紹介した3社と比べるとやや割高ですが、それでも月間データ容量の上限が6GBで1,570円なので、業界最安級と言われるBroad WiMAXに比べるとかなり安価であることが分かります。







WiMAX2+ルーターとau系の格安SIMを使うメリットは?




メリットは?


WiMAX2+端末でau系の格安SIMを使うメリットはどこにあるのでしょうか。



WiMAX2+端末と回線のセット契約に比べて、月額料金でメリットが大きいのは前項でご紹介した通りですが、実はそれ以外にもメリットがあるのです。



詳しく見ていくことにしましょう。



au 4G LTE対応機種ならオプション料不要でLTE回線が使える




WiMAX2+端末がau 4G LTE回線に対応している機種の場合、オプション料などを支払うことなくau 4G LTE回線を利用することができます。



通常WiMAX2+端末でau 4G LTE回線を利用するためには、LTEオプション料として月額1000円前後の追加料金が必要になります。



au系の格安SIMの場合は、端末がau 4G LTE回線に対応してさえいれば、オプション料は掛からないのです。



プロバイダ独自のサービスも利用できる




WiMAX2+端末でau系格安SIMを使うメリットとして、各プロバイダ独自のサービスが利用できるという点が挙げられます。



たとえばmineoの場合、余ったパケットをmineoユーザー間で分け合える「フリータンク」と呼ばれるサービスがあります。



月間データ容量の上限は料金プランごとに決まっていますが、ほんの少し足りない時にはフリータンクから借り、容量が余ってしまった月にはフリータンクに貯める、というような使い方もでき、非常に経済的です。



実際に私もフリータンクを使ったことがありますが、月末まであと数日というところで月間データ容量を超えてしまった場合など、追加料金を支払わずにパケットを追加できて便利でした。



このようにプロバイダ独自のサービスが利用できるのは、格安SIMを単体で契約する際の大きなメリットであると言えます。



またWiMAX2+サービスと格安SIMを組み合わせて使うメリットについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。



UQ WiMAXと格安SIMを組み合わせて使う2つのメリットとは?



WiMAX2+とau系の格安SIMを使う時の注意点




注意点


WiMAX2+とau系の格安SIMを組み合わせて使うと、通信料を安く抑えることができますが、実際に使い始める時には注意しなければならない点があります。



必ず確認しなければならないのは、利用しようとしている格安SIMがau系であるかどうかです。



現状、格安SIMを提供している業者の多くはドコモ系で、au系の格安SIMを提供している業者は限られています。



またau系の格安SIMを提供しているプロバイダであっても、データ通信専用のSIMは取り扱っていない場合があります。



各社の公式ホームページなどを見て、au系でデータ通信が可能な格安SIMであるかどうか、しっかりチェックしておきましょう。



接続先情報(APN)の設定にはパソコンが必要




WiMAX2+端末にau系の格安SIMを挿して利用する場合、APNと呼ばれる接続情報を設定する必要があります。



接続情報を設定するためにはパソコンが必要になるため、自分でパソコンを持っていない場合には注意が必要です。



接続先情報は購入した格安SIMに同梱されており、設定自体は難しい作業ではありません



ただしパソコン等の操作にあまり慣れていない場合には、詳しい人に手伝ってもらう必要があるかもしれません。



私も友人が家電製品などの扱いが得意ではないため、設定を手伝った経験があります。



au 4G LTE非対応機種ではLTE回線が使えない




WiMAX2+端末がau 4G LTE回線に対応していない場合、当然のことながらau 4G LTE回線を使うことができません。



この場合、WiMAX2+回線は問題なく使うことができますが、利用できるエリアが限られてしまうのが難点です。



手持ちのWiMAX2+端末がau 4G LTE回線に対応しているかどうか、メーカーの公式ホームページなどで前もって確認しておくと安心です。



WiMAX2+とau系格安SIMで通信料を抑えよう!




まとめ


WiMAX2+にau系の格安SIMを挿して使うことで、WiMAX2+端末と回線をセット契約するよりも通信料を安く抑えることができます。



WiMAX2+で使えるau系格安SIMは、UQ mobile、mineo、IIJmio、BIGLOBEモバイルから提供されています。



au 4G LTE回線に対応している機種ならau 4G LTE回線のオプション料が掛からずLTE回線を利用することができ、またプロバイダ独自のサービスも利用できるのが魅力です。