ドコモとWiMAXの組み合わせはとても相性が良いことを知っていますか? スマホの月額料金が高くて困っている、月末になると必ず通信制限がかかってしまうなど、今あなたが抱えている悩みを解消できる可能性があるのです。
ここでは、ドコモとWiMAXを併用するメリットとデメリットを解説していきます。
目次
ドコモとWiMAXを併用するメリット
まずは、ドコモとWiMAXを併用するメリットを見ていくことにしましょう。
ウルトラパックよりWiMAXの方が圧倒的に安い
ドコモとWiMAXを併用する最大のメリットは、ドコモが提供するデータ通信量定額サービス「データパック」と「ウルトラパック」に比べて、WiMAXの方が圧倒的に安い点にあります。
ドコモの「データパック」と「ウルトラパック」の料金と使える容量は以下の通りです。
- データSパック(2GB) 3,500円
- データMパック(5GB) 5,000円
- ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円
- ウルトラデータLLパック(30GB) 8,000円
この料金にはドコモの長期利用割引「ずっとドコモ割」は適用されていませんが、仮にドコモを15年使っていて「ずっとドコモ割」が適用されたとしても、割引額は最大で月額800円です。
データ通信量をまったく気にせず使うためにはウルトラデータLLパックを利用することになりますが、最大割引額が適用されても月額7,200円と非常に高額です。
WiMAXの場合、例えば業界最安級と言われているBroad WiMAXで契約すると、月間データ容量の上限がないプランを最大3ヶ月は月額2,726円で、4ケ月目以降も月額3,411円で利用することができます。
LTEエリアを利用するためのオプション利用料が通常は月額1,004円かかりますが、3年契約にすることでオプション利用料は無料になります。
このように、ドコモの「データパック」や「ウルトラパック」よりも、WiMAXの方がずっと安く使うことができるのです。
なおドコモの長期利用割引は、スマホ自体の月額料金にも適用されます。
例えば同じ機種を長く使うことで月額料金が割引になる「docomo with」なら、同じ機種を使い続けることで月額1,500円の割引を受けることができます。
ドコモの長期利用割引による月額料金の割引を利用しながら、データ通信料はWiMAXで安く抑える、という使い方ができるのです。
WiMAXのギガ放題プランなら上限なしで使える
ドコモとWiMAXを使うメリットとして、WiMAXの「ギガ放題プラン」を契約すれば、月間データ容量の上限なく高速データ通信を使うことができるという点も挙げられます。
ドコモの「ウルトラデータLLパック」のデータ容量は30GBと大容量で、普通にメールやSNSをチェックする程度なら問題なく使えるかもしれません。
しかし30GBという上限があるため、スマホで動画をたくさん見る場合やテザリング機能を使ってパソコンでデータ通信を利用する場合には、上限を超えてしまう可能性があります。
特に動画や画像は思っている以上にデータ容量を必要とするので、あっという間に月間データ容量の上限を超えてしまいます。
私の場合、画像やアプリをダウンロードする時にデータ容量を確認せずにダウンロードを始めてしまい、いざダウンロードしてみてから容量の大きさにびっくりする、という失敗を何度か経験しました。
なおテザリング機能について、現在は無料で提供されていますが、当初は無料期間は一定期間に限られる予定でした。
今のところテザリング機能は無期限で無料となっていますが、いつまた有料になってしまうか分かりません。
仮にテザリング機能が有料化されると、今よりも更に月額料金が高くなってしまう可能性があるということです。
ドコモとWiMAXを併用するデメリット
ドコモとWiMAXを併用することによるデメリットも見ていきましょう。
スマホとWiMAX端末の二台持ちになる
ドコモとWiMAXを併用する最大のデメリットは、スマホとWiMAX端末の二台持ちになる点です。
ドコモが提供するデータ通信量定額サービスだけを使っている場合、持ち歩くのはドコモのスマホひとつです。
しかしWiMAXを併用する場合、WiMAX端末を常に持ち歩かなければなりません。
スマホとWiMAXとの物理的な距離が離れすぎるとデータ通信ができなくなるので、常に一定距離を保った状態にしておかなければならないのです。
私がよくやってしまうのは、美容室などに行った時にスマホだけを持って施術を受けようとして、WiMAX端末との距離が離れすぎてしまった結果、スマホでデータ通信ができなくなってしまう、という失敗です。
スマホとWiMAX端末は、常にセットで持ち歩く癖を付ける必要がありますね。
また料金の請求や支払も、ドコモとWiMAXそれぞれで必要になるので、利用料金の管理が面倒になるというデメリットもあります。
WiMAX端末の充電が切れるとデータ通信ができない
ドコモとWiMAXを併用するデメリットとして、WiMAX端末の充電が切れてしまうとデータ通信ができなくなってしまう、という点も挙げられます。
WiMAX端末の連続通信時間は約9~13時間なので、基本的には昼間ずっと持ち歩いて使うような場合には問題なく使えるはずです。
しかしスマホやパソコンなど複数台を接続して使ったり、電波状況の悪い場所に長時間置いていたりすると、充電の減りが早くなることもあります。
充電が切れてデータ通信ができないということがないように、予備の充電用バッテリーなどを持ち歩く必要が出てきます。
実際に私も、スマホの充電はあるのにWiMAX端末の充電が切れてしまい、通話機能しか使えなくなってしまったことがありました。
ドコモとWiMAXの組み合わせで通信料は節約できる!
ドコモとWiMAXは、組み合わせて使うことで通信料を節約することができます。
長期利用割引が充実しているドコモで音声通話の月額料金を安く抑え、WiMAXで月間データ通信量の上限なく高速データ通信を楽しむ、という使い方ができるのです。