WiMAXをBIGOLOBEのギガ放題プランで契約していても、速度制限がかかってしまうことがあります。
月間データ容量の上限がないギガ放題プランで速度制限がかかってしまうのはなぜなのでしょうか。
この記事では、WiMAXのギガ放題プランで速度制限がかかるのはどんな時か、またBIGLOBEでWiMAXを契約した場合の料金と、意外に知られていない機種変更の方法について解説します。
目次
BIGLOBE WiMAXギガ放題でも速度制限はかかる!
WiMAXをBIGLOBEのギガ放題プランで契約していて、速度制限がかかってしまった場合、考えられる原因は二種類です。
BIGLOBEだけでなくすべてのWiMAXプロバイダで実施されている混雑回避のための速度制限、または、ハイスピードプラスエリアモードで月間データ容量が7GBを超えたことによる速度制限です。
それぞれの原因について詳しく見ていくことにしましょう。
混雑回避のための速度制限
混雑回避のための速度制限は、BIGLOBEだけでなくすべてのWiMAXプロバイダで実施されています。
3日間で10GB以上の大容量のデータ通信を行なった場合に、その翌日の18時から翌2時頃まで、概ね最大1Mbpsに通信速度が制限されます。
これはネットワークが混雑する時間帯に大容量のデータ通信が行なわれることを避けるための施策ですが、実際の通信速度は電波状況などによって1Mbps未満になってしまうこともあります。
私が実際にこの速度制限にかかってしまった時は、メールやSNSなどのちょっとしたデータ通信は問題なくできましたが、動画サイトでの閲覧や高解像度の画像の読み込みなどにはややストレスを感じました。
ハイスピードプラスエリアモード利用による速度制限
WiMAXのギガ放題プランを契約しているにも関わらず通信速度制限がかかるのは、ハイスピードプラスエリアモードを利用した時に起こりがちです。
ハイスピードプラスエリアモードは、屋内や地下などで電波が届きにくいWiMAX2+回線(ハイスピードモード)ではなく、屋内や地下、地方などでも繋がりやすいau 4G LTE回線によるデータ通信を行なえる設定です。
端末側でハイスピードプラスエリアモードに切り替えることでau 4G LTE回線が使えるようになりますが、ハイスピードプラスエリアモードでは月間データ容量の上限が7GBに設定されています。
そして、ハイスピードプラスエリアモードで月間データ容量の上限である7GBを超えてしまうと速度制限がかかり、ハイスピードモードに戻しても速度制限がかかってしまうのです。
私はギガ放題プランを契約していますが、どれくらいデータ通信を行なっているかを常に確認しながら、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードを使い分けています。
ハイスピードプラスエリアモードについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
参考:WiMAX2+にau 4G LTEオプションは必要?無料で使う方法を解説
BIGLOBE WiMAXギガ放題から料金プランを変更する方法
BIGLOBEで契約しているWiMAXのギガ放題からプラン変更をしたい場合は、どのような手続きが必要になるのでしょうか。
また2年や3年の契約期間の定めがあるプランで契約している場合、料金プランの変更をすることで契約期間が変わるのかどうかも気になるところです。
ここでは、BIGLOBE WiMAXで料金プランの変更をする方法と、料金プランを変更した際の契約期間について解説します。
料金プランの変更はWebから手続きが可能
BIGLOBEで料金プランの変更をする場合、インターネット上で手続きを完了させることができます。
料金プランの変更を申し込んだ翌月から、料金プランの変更が適用されます。
ただし、毎月月末の20時30分から翌日12時の間は料金プランの変更ができません。
私も月末に手続きをしようとして20時半を過ぎてしまい、翌月まで料金プランの変更ができなかった経験があります。
料金プランの変更は、余裕を持って行なうように注意してください。
料金プランを変更しても契約解除料はかからない
BIGLOBEのWiMAXサービスでは、料金プランを変更しても契約解除料はかかりません。
また以下の料金プランの場合は、契約期間内に何度でも変更ができます。
- Flat ツープラス(3年)←→Flat ツープラス ギガ放題(3年)
- Flat ツープラス auスマホ割(3年)←→Flat ツープラス ギガ放題 auスマホ割(3年)
大容量のデータ通信を行なう可能性がある月にはギガ放題、データ通信をあまり使わない月には通常プランというように、自分の利用状況に合わせて料金プランの変更ができるので、とても便利です。
その他の料金プランでは、基本的に料金プランを変更した翌月から新しい料金プランの契約解除料が適用されます。
料金プランの変更による契約解除料の変更については、事前にBIGLOBEの公式サイトで確認しておくと安心です。
「BIGLOBE WiMAX 2+」料金プラン変更:BIGLOBE会員サポート
なおauスマホ割については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
参考:WiMAX2+のau割引!auスマートバリューmineの内容と適用条件は?
料金プランを変更すると契約期間が継承されない場合がある
料金プランを変更すると、基本的にはプラン変更月の翌月を一ヶ月目として新たに契約期間が設定され、料金プラン変更前の契約期間は継承されません。
ただしBIGLOBEの公式サイトにあるQ&Aでは、契約期間が継承される場合と再設定される場合があるとの記載もあります。
自分が契約している料金プランと変更したい料金プランの場合に契約期間が継承されるかどうか、あらかじめBIGLOBEの公式サイトの料金プラン変更のページで確認しておきましょう。
BIGLOBE WiMAXギガ放題で機種変更をする方法
WiMAXをBIGLOBEで契約していて機種変更をしたい場合には、どうすればいいのでしょうか。
UQコミュニケーションズのサイトで購入
BIGLOBEでは端末のみの販売は行なっていないため、WiMAX2+回線の提供元であるUQコミュニケーションズのサイトから機種を購入することになります。
現在利用しているWiMAX端末の利用期間に応じて、新しく購入する機種の値段が変わるのが大きな特徴です。
利用期間が長ければ長いほど、新しい機種を安く購入できる仕組みです。
「BIGLOBE WiMAX 2+」オンラインサポート:BIGLOBE会員サポート
端末ごとの価格はUQコミュニケーションズの公式サイトに掲載されています。
機種変更をしてもBIGLOBEとのWiMAX2+回線の契約はそのまま継続されます。
ただし、新しく購入した機種が故障したり修理が必要になった場合には、UQコミュニケーションズに連絡をする必要があるので注意しましょう。
機種変更 WiMAX 2+→WiMAX 2+|【公式】UQ WiMAX|UQコミュニケーションズ
UQコミュニケーションズへの問い合わせ方法については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。
参考:UQ WiMAXへの問い合わせ!選べる3つの方法を解説
まとめ
WiMAXをBIGLOBEのギガ放題プランで利用している時、速度制限がかかってしまうことがあります。
混雑回避のための速度制限である3日間で10GB以上のデータ通信をした場合と、au 4G LTE回線を利用するハイスピードプラスエリアモードで月間データ容量の上限である7GBを超過した場合です。
特にハイスピードプラスエリアモードで月間データ容量の上限を超えてしまうと、本来は上限なしで使えるはずのハイスピードモードでも速度制限がかかってしまう点に注意が必要です。
BIGLOBEのWiMAXサービスは、料金プランの変更をインターネット上で行なうことができます。
ただし機種変更をしたい場合、BIGLOBEでは新しい端末の提供はしていないため、WiMAX2+回線の提供元であるUQコミュニケーションズから端末を購入する必要があります。
現在の端末の利用期間によって、購入できる端末の価格が変わってくるので、事前にUQコミュニケーションズの公式サイトでチェックしておきましょう。