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UQ WiMAXルーター以外に、ポケットWi-Fiと呼ばれるモバイルWi-Fiルーターがあります。



UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiルーターは、何が違うのでしょうか。



この記事では、UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiルーターの違い、そしてUQ WiMAXルーターを賢く選ぶための3つのポイントについて解説していきます。







UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiの違い




違い


UQ WiMAXルーターと同じように使えるモバイルWi-Fiルーターに、ポケットWi-Fiがあります。



UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiの違いを見ていきましょう。



UQ WiMAXルーターの提供元はUQコミュニケーションズ




UQ WiMAXルーターは、UQコミュニケーションズが提供するWiMAX2+回線を使ったモバイルWi-Fiサービスで使えるルーターです。



WiMAX2+回線を使ったモバイルWi-Fiサービスは、一般的に「WiMAX系」「WiMAXサービス」などと呼ばれています。



WiMAXサービスは、UQコミュニケーションズ以外にもさまざまなプロバイダがサービスを提供しており、自分の使い方に合わせてプロバイダを選ぶことができるのが特徴です。



WiMAXサービスの料金プランは、プロバイダによっても異なりますが、UQ WiMAXの場合、月間データ容量の上限がないギガ放題プランと、月間データ容量の上限が7GBに制限されているライトプランの2種類があります。



ギガ放題プランならデータ量を気にせずデータ通信ができるので、自宅の固定回線代わりに使うこともできるのが魅力です。



ポケットWi-Fiの提供元はワイモバイル




ポケットWi-Fiは、ワイモバイルが提供するLTE回線を使ったモバイルWi-Fiサービスで、正式名称は「Pocket WiFi」です。



「ポケットWi-Fi」は、ワイモバイルのモバイルWi-Fiサービスだけでなく、WiMAXサービスも含んだ総称として使われるのが一般的になっています。



しかし厳密には、ワイモバイルが提供しているモバイルWi-Fiサービスが「ポケットWi-Fi」なのです。



ポケットWi-Fiの料金プランは、機種によって異なりますが、月間データ容量の上限が7GBに制限されているPocket WiFiプラン2月間データ容量の上限が5GBに制限されているPocket WiFiプラン2 ライトPocket WiFiプランSSアドバンスモードを設定することで月間データ容量の上限なしで使えるPocket WiFiプランL、の4種類です。



注意しなければならないのは、Pocket WiFiプランLで月間データ容量の上限なしで使えるアドバンスモードは、利用できるエリアが限られていることです。



無条件で月間データ容量の上限なく使えるわけではないので、公式ホームページで利用可能なエリアをチェックしておく必要があります。



私の場合、自宅近辺はアドバンスモードの利用可能エリアに入っていませんでした。



UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiの比較




UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiにはどのような違いがあるのか、比較してみましょう。



2018年3月現在の最新機種である、UQ WiMAXルーターの「Speed Wi-Fi NEXT W05」(以下「W05」と表記)と、ポケットWi-Fiの「Pocket WiFi 603HW」(以下「603HW」と表記)で、性能を比較していきます。



W05の通信速度は、下り最大708Mbps、上り最大75Mbps(いずれも技術規格上の最大値)です。



上り・下り共に東名阪の一部エリアでの提供となり、その他のエリアや通信状況によって通信速度は低下します。



603HWの通信速度は、下り最大612Mbps、上り最大37Mbps(いずれも技術規格上の最大値)です。



下り最大612Mbpsは提供エリアを順次拡大中で、全国主要都市への拡大が予定されています。



通信速度では、W05が603HWを上回っていることが分かります。



端末のサイズは、W05が約W130×H55×D12.6mmで約131g603HWが約W109.9×H65.1×D15.5mmで約135gとなっており、ほとんど差はありません。



厚みがない分、W05の方が持ち歩きには適しているといえます。



連続待受時間は、W05と603HW共に約850時間で差はありません。



また連続通信時間は、W05がノーマルモードで約540分603HWが省電力設定をオンにした状態で約520分で、こちらもほとんど差はありません。



どちらも朝から夜まで丸一日使うには十分のバッテリー容量を備えていますが、使い方やエリアによって充電の減りは大きく変わってきますので、予備のバッテリーを持ち歩いた方が安心だと私は思います。



このように、UQ WiMAXルーターとポケットWi-Fiルーターの端末の性能だけを見ると、差はほとんどありません。







UQ WiMAXルーターを賢く選ぶための3つのポイント




選び方


UQ WiMAXルーターを選ぶ時、どのような点に注目して選ぶべきか、賢く選ぶための3つのポイントをご紹介します。



最高速度




UQ WiMAXルーターを選ぶ時に最優先するべきなのは、最高速度です。



公式ホームページなどに書かれている最大速度はあくまでも技術規格上の最大値ですが、できるだけ最高速度が速いルーターを選ぶようにしましょう。



機種によって最大通信速度が異なることに加えて、利用環境や回線状況によって通信速度が大幅に低下する場合があるからです。



サイズとデザイン




UQ WiMAXルーターは、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどと共に持ち歩いて使うことが多い機器です。



古い機種はサイズが大きく重いことが多いので、できるだけ小さくて軽い機種を選ぶと持ち歩きが楽になります。



例えばUQ WiMAXの最新機種であるSpeed Wi-Fi NEXT W05の場合、ホワイトとブラックの2種類が用意されています。



ホワイトは白一色でまとめられているため非常に洗練された印象を与えるのに比べて、ブラックは差し色として鮮やかなグリーンが使われているためスポーティーな印象を受けるのです。



毎日持ち歩くことを考えると、デザインも重視すべきポイントです。



「ハイスピードプラスエリアモード」対応




UQ WiMAXルーターを選ぶ時は、「ハイスピードプラスエリアモード」に対応していることを確認しましょう。



ハイスピードプラスエリアモード」は、WiMAX2+回線に加えてau 4G LTE回線を使うことができるオプションサービスです。



「ハイスピードプラスエリアモード」に切り替えることで、建物の中や地下などでも繋がりやすいau 4G LTE回線を利用することができるため、常に高速なデータ通信ができます。



「ハイスピードプラスエリアモード」に対応していない機種もあるので、機種を選ぶ時に必ず確認しておくべきポイントです。



UQ WiMAXルーターを選ぶ時は最高速度に注目!




まとめ


UQ WiMAXルーターは、UQコミュニケーションズが提供するWiMAX2+回線を利用したモバイルWi-Fiサービスで使うルーターです。



UQ WiMAXルーターを選ぶ時には、できるだけ最高速度が速いものを選びましょう。



また持ち運びに適したサイズやデザインであること、使い方によってはハイスピードプラスエリアモード対応機種であることも検討すべきポイントです。